Process
M&Aの流れ
無料相談から成約まで通常6か月〜1年、引き継ぎまで含めて1〜3年。各ステップで何をするか、どれくらいかかるかを事前に把握しておくと、落ち着いて進められます。
このページの要点
- 相談から成約までの目安は6か月〜1年。買い手探しと条件交渉に最も時間がかかります
- 情報は段階的に開示。ノンネーム(匿名)→NDA締結→企業概要書→デューデリジェンスの順
- 仲介契約の前に、手数料・業務範囲・直接取引禁止などの重要事項を書面でご説明します
- 成約はゴールではなく引き継ぎの始まり。公的評価の年次サイクルに合わせて1〜2年伴走します
執筆: 株式会社KRE Appraisal 代表取締役・不動産鑑定士 吉田健人
9 Steps
無料相談から引き継ぎまでの9ステップ
売り手・買い手のどちらの立場でも、基本の流れは同じです
無料相談(秘密厳守)
目安 30〜60分お電話・Zoomで、現状・ご希望・時期感を伺います。「売れるのか知りたい」「まだ迷っている」段階で構いません。この時点で会社名を伏せたままでも結構です。
成果物: ご相談メモ
秘密保持契約・現状分析
目安 2〜3週間秘密保持契約(NDA)を締結のうえ、決算書・依頼目的別の受注実績・公的評価の受託状況・体制を伺い、鑑定士の目で「承継できる資産」と「承継が難しい要素」を仕分けします。
成果物: 現状分析メモ
企業価値の目安と方針のご提案
目安 1〜2週間年買法・類似取引を踏まえた譲渡価額の目安レンジ、株式譲渡/事業譲渡などスキームの選択肢、想定される買い手像、進め方のご提案をまとめます。
成果物: ご提案書
仲介契約の締結
目安 1週間手数料・業務範囲・直接取引禁止・契約期間を明記した仲介契約を締結します。中小M&Aガイドラインに沿い、契約前に重要事項を書面でご説明します。
成果物: 仲介契約書・重要事項説明書
ノンネームシート作成・打診
目安 1〜3か月会社名を伏せた匿名概要書を作成し、当社の買い手登録者・鑑定士ネットワーク・士業ネットワークへ打診します。開示先は事前に売り手と合意します。
成果物: ノンネームシート
企業概要書の開示・トップ面談
目安 1〜2か月関心を示した買い手候補とNDAを締結し、企業概要書(IM)を開示。代表者同士のトップ面談で、経営方針・引き継ぎ方・職員処遇の考え方をすり合わせます。
成果物: 企業概要書(IM)
基本合意・デューデリジェンス
目安 1〜2か月譲渡価額・スキーム・スケジュールを基本合意書にまとめ、買い手による調査(財務・法務・鑑定業務固有の論点)を実施。必要に応じて公認会計士・弁護士と連携します。
成果物: 基本合意書
最終契約・クロージング
目安 1か月株式譲渡契約または事業譲渡契約を締結し、譲渡代金の決済と登記・鑑定業者登録の変更届出を行います。
成果物: 最終契約書
引き継ぎ(PMI)
目安 1〜2年顧客・公的評価・職員・システムの引き継ぎを伴走します。旧代表が顧問として一定期間残る場合の役割設計も含め、成約後こそ丁寧に進めます。
成果物: 引き継ぎ計画
相談無料・秘密厳守
現状を伺えば、率直な見通しをお伝えします
会社名を伏せたままでも構いません。同業の不動産鑑定士が、売れるのか・いくらが目安か・何から始めるかを整理します。
期間を左右する3つの要素
1. 承継資産の整理ができているか
依頼目的別の売上、公的評価の受託状況、顧客リスト、契約書、評価書の保存状況。これらが整理されている事務所は、企業概要書の作成もデューデリジェンスも短期間で終わります。逆に、決算書しかない状態から始めると、現状分析に時間がかかります。
2. 買い手候補の幅
都市部で複数の鑑定士が在籍する法人は買い手候補が比較的多く、地方の個人事務所は「その地域で独立したい鑑定士」を探す必要があるため時間がかかることがあります。当社は買収ニーズを事前登録いただいた方への打診から始め、鑑定士・士業のネットワークへ段階的に広げます。
3. 公的評価の年次サイクル
地価公示や固定資産税評価には年間のスケジュールがあります。引き継ぎのタイミングをサイクルに合わせることで、行政庁・裁判所に迷惑をかけず、買い手も評価員への応募や契約の切り替えを準備できます。成約時期の設計は、このサイクルから逆算します。
Confidential Consultation
まずは、秘密厳守の無料相談から
「売れるのか知りたい」「まだ迷っている」「相場だけ聞きたい」。そんな段階のご相談こそ歓迎です。会社名を伏せたままでも構いません。同業の鑑定士が、率直に見通しをお伝えします。
受付: 平日 9:00〜18:00(メール・フォームは24時間)